
Ryzen7 3700Xがエラーで動かなかったため、泣く泣くCPUを購入。
同じものを買えばいいのですが、2020年冬に出たRyzen5000CPUが気になりすぎて、Ryzen7 5800Xをチョイス。
Ryzen7 3700X:4万~4万4千円→Ryzen7 5800X:約6万円。
Ryzen5000シリーズの凄さを体感…出来ず
私自身、頭がおかしくなってることは自覚していますが、Ryzen5000シリーズはコア数・スレッド数は同じでもシングルスレッドの性能が飛躍的に向上したとのこと。
それなら買っちゃっても仕方ないですよね。
ですが、ここからが悲劇の始まり・・・。
犯人はCPUだと思っていたのですが・・・。
CPUはおなじみのAmazonではなく、安かったソフマップ通販で購入。
5万8千円ちょいでした。
というかAmazon。Amazon配送(委託配達員)が信用ならんからどうにかしてくれ。
コロナ禍で仕方ない部分もありますが、プライム会員で利用して誤配送2回も食らうといい気分はしません。
最近めっきり見てないクロネコヤマトが恋しいよ・・・。
Ryzen5000シリーズは発熱量がすごいらしく、リテールクーラーが付属していません。
そのためパッケージは一回り小さくなりましたが中はスカスカ。
性能も上がったとのことですがCPUクーラーをケチられたんで多分コスパ的には微妙です。
最近のIntelのCPUは全然触ってないから知らんけど。
この手のひらサイズで6万円・・・。
でもこれをASUSのROG X570チップセットのマザボに載せれば全て報われる・・・。
そう思っていました。
5800X用にいかつい空冷クーラー頼んだのですが付けるのが面倒でCPU抜き身で動作チェック。
起動しないんですけど!!!
念のためグラボも検証用の750TIではなくRTX3060TIに変更して再度起動。
起動せず・・・!
このマザボはエラーがある箇所を光って教えてくれるのですが、変わらずCPUの動作不良を示しています。
いや・・・新品も新品なんですけど・・・初期不良?
それか発熱がすごくてクーラーなしだとBIOSすら映せないとか・・・?
(CPUファンは一応コネクタに繋いでいます)
ケーブル類の不備はもちろんないし・・・
メモリやスロットの不良も疑って挿す本数を変えたり、CMOSクリアしたり、色々しましたがダメ。
検証するためのパーツがそもそも足りないし、変わらずCPUのエラーを示している以上、やっぱり原因はCPUなんだよなー。
でも新品なんだよなー。
最悪です。
まじでどうしようもないんでサブPC(友人の依頼で組んだやつを動作検証という名目で利用)、続投です。
上のスペースはコントローラー置きにするといい感じ。
こうなってきたらもう、不調の原因はCPUじゃなくてマザーボードだよね・・・次点で玄人志向の750Wブロンズ電源。
Ryzen7 3700X・・・死んだと思い込んでいたが実は生きてるのか??
パーツ一気買い→もう1台組めそうだわ
友人PCはすこぶる好調。
リアファンは4ピンでライティングの制御が出来ず見た目がうるさかったので、後日ケース付属の黒ファンに戻しました。
そして後日、注文したパーツが全て到着。
再度検証→組み立てに挑みます。
今回はマザーボードが故障してる可能性が高かったので、これまでASUS一筋でしたがMSIに浮気。
マザボはASUS以外ありえない!!と思っていましたが、信用できなくなったので初めてCore i7 850で自作PCを組んだ時に使ったMSI製を注文。原点回帰。
X570チップセットなんて高くて買ってられないのでB550チップセットにしました。
(450チップセットから570チップセットに変えた時にそこまでスコアアップしなかったってのも理由。やっぱりゲーミング性能上げたいなら、まずCPUとグラボ)
購入時点で1万3千円以下だったので、問題なく動くならコスパは良さそう。
ただRGBやARGBのコネクタは間違いなく足りないだろうなあ。
そこを確認しちゃうとうんうん悩んで、結局高いやつ買っちゃいそうだったのであえて見てません。
内容物は他のマザボと同じく至って普通。
私には貼り所の分からない謎のメーカーシールもちゃんと付いてました。
1万5千円以下のマザボに付属するSATAケーブルの数は大体2本ってイメージです。
まあ、これからPC自作する人はM.2 SSDを導入することが多いだろうから2本で十分だよね。
バックパネルも至って普通でこれなら困ることはなさそう。
安めのマザーボードあるあるですが、古いタイプのマウス接続端子も付いてます。
久々に見たわ。
内容物に不満があるとしたらマニュアル。
英語、日本語、韓国語、中国語、中国語その2(ピンイン?謎)が全てまとめて一冊になっているので無駄に分厚く、探しにくい。
作業中にチラチラ確認する時に地味にストレス。
ASUSみたいに日本語のみに絞って欲しい。
CPUクーラーは空冷最強レベルのNoctuaのツインファンをチョイス。
Ryzen7 5800Xにはリテールクーラーが付属しておらず、発熱高い情報もあったので念には念を入れて。
1万5千円。たけえよ。
こんな高いCPUクーラー買うのは初ですが、ずぼらな私にとって面倒くさそうな水冷は論外だし、久々の自作で散々な目にあってるんで安定稼働して欲しいというニーズからこちらをチョイス。
結論から言うと大満足でした。
Amazonレビューに「これを使ってNoctuaのファンになりました!」とありましたが同意。
私もファンです。
値段も空冷最強というだけあって、内装はかなり豪華です。
高いパーツ買った時って届くまでは後悔しかないんですけど、開けた瞬間にそんなもの全部吹き飛ぶほどの興奮と感動が一気に押し寄せます。
だからやめられないんですよね。散財しちゃいます。
NoctuaのCPUクーラーの最大の特徴がこのファン。木目調のレトロな感じ。
単体で見るとすごく渋くてカッコイイんですが、ケースは金属製なので組み合わせると微妙かもっていうのが第一印象。
木製のケースがあると最高なんですが、少し調べたところ木は熱伝導率がすこぶる悪いとの理由でケースには向かないらしく、そんな製品はありませんでした。納得。
というかあったら間違いなく買ってるんでなくてよかったです。
過去にはあったようですが、メーカー各社は木目調PCケースとか今後絶対に発売しないでくださいね。
買っちゃうので。
電源が故障している可能性もあったのでこちらもリプレイス。
みんな大好きクーラーマスターの850Wゴールド電源です。
(今利用しているPCケースもクーラーマスター製)
お値段1万4千円ちょっと。うん高い。
元々電源に関しては玄人志向の750Wブロンズ電源を使っていたんですが、もともと安心して長く使えるゴールド以上の大容量電源がずっと欲しいと思っていたので、この機会に思い切って買いました。
どうせ出血するなら一度に出し切った方が気分は楽というものです。
こちらも驚いたのがその中身。
ケーブル類が専用のケースに入ってます。
高い製品は大体専用ケースありますよね。たぶん活用することはこの先ずっとないけど素直に嬉しい。
電源も専用の巾着に入ってました。
1万円を超える良き電源は大体フルモジュラー
必要なケーブルだけを挿せばいいので省スペース化にも繋がります。
ハイエンドグラボに必須の補助電源ケーブルも3本入っているので、脳死状態でRTX3080などを衝動買い出来ちゃいます。
(この頃はまさかRTX3090を買うことになるなんて夢にも思っていませんでした・・・)
可能性は低いですが、メモリの不調も考慮して4GBのやっすいメモリも検証用に購入。
シリコンパワー製で永久保証。
購入時に謎の割引が発動して2300円くらいで買えました。
必要なパーツは揃ったので組み立てる前に今回の騒動を引き起こした犯人捜しからスタート。
まあ動くよね。
そりゃグラボ以外の全パーツ新品に変えたからな!!
続いてCPUをRyzen7 3700X、電源を玄人志向に変えて検証。
これで問題なく動けば犯人はマザーボードです。
BIOS無事起動。見にくいですがCPUに関してもきちんと認識されてます。
ということで動かない原因はASUSのマザーボードでした。
CPUのエラーを示しておきながらお前が犯人だったんかい・・・。
念のためエレクトロニッククリーナーによる洗浄も行ってますが、それでもダメだったのでもうどうしようもないです。
製品保証はまだ残ってるのでこちらは販売代理店に連絡します。
故障の原因が分かったので、新規で組み立てていきます。
今回、CPUのグリスにはMX-4を用意しました。
色々調べましたがこれが良きらしいよ。
そしてNoctuaのCPUクーラーにもちゃんとグリスが付属してました。
ふざけんな!!!!
と思いましたが購入前によく確認しなかった私が悪い。ごめんなさい。
とりあえず定格運用前提でNoctuaのクーラー買うなら、CPUグリスのことは考えなくて良さそうです。
CPUクーラーに関してはIntel、AMD両対応で説明書は英語ですが、イラストが丁寧なので迷わず装着できました。
先にマウントを取り付け、ファンをスポッと載せて後は2箇所をねじ止めするだけのシンプルな構造。
スッポンの心配がほぼないからほんとに嬉しい。
Ryzen5についてるリテールクーラーは4か所のネジを慎重にはめていかないと片方が跳ね上がります。
またRyzen7の方は1か所を留めたら反対側も引っ掛けて固定する方式で、こちらも手間取ると反動でCPUクーラーが跳ね上がります。
その際にAMD特製のグリスが発動!
CPUにくっ付いて引き剥がし、見事にスッポンして数万円を失うという初心者・初見殺しギミックです。
実際に私もやらかしました・・・。
クーラー自体の性能は良いのですが、デフォルトで付いてるグリスは絶対使っちゃダメということを身をもって学びました。
メモリもすんなり装着。
M.2SSDも装着して・・・。
問題ないとは思いますが、一応動作チェック。
起動せず・・・。は??
Ryzen5000シリーズなんで念のためBIOS更新とかもしましたが、ダメでした。
災難はまだまだ続きます・・・。
マザボはメモリのエラーを示しているので恐らくメモリが原因です。
とりあえず2本抜いて、動作確認。
問題なく起動。
ここから消去法で詰めていきます。
1本追加。
起動。
こうなってくると現在挿してないソケットが原因?
再び四本挿し。
これでだめなら怪しい箇所に1本だけ挿して検証します。
起動。
なんでやねん!!
最初に別メーカーの4GBメモリで動作検証してたんでそれが原因なんですかね?
構成変わったのでCMOSクリアすべきでしたが忘れてました・・・。
とにかく問題なく動作してくれたんでなにより。
Amazonで安い8GBメモリの代名詞となりつつあるチームグループですがやっぱり信頼できます。
4スロット32GB(2666Mhz)にするならとりあえずこれで間違いなし。
今後ともよろしく。
この勢いで一気にケースに組み込んでいきます。
ケースはクーラーマスターのマスターボックスを使ってます。
再度組みなおすにあたって、ファン数を6→4に減らしディスクドライブも排除。
理由は単純に要らんのと配線数が増えてごちゃるから。
ついでに使ってないHDD/SSD増設用のスペースも全て取り除きました。
こっちも無駄に付けてても狭くなるだけだし埃が隙間にたまって掃除が面倒になるだけだしね。
私も含めゲーミング用途でPCを組む自作初心者は、どうにかしてかっこよく光らせたがる傾向があります。
ですがその時期も過ぎたのかいつのまにか「落ち着いた佇まい、光り方で高性能」という志向に変わってました。
友人PCからメインのSSDを取り外します。
ケースが混在すると、ネジも他のケースと混ざる危険があるので、スペースを分けて作業。
組み込んで起動。
Noctuaのクーラーもギリ収まってます。
リアファンもRGB制御可能ですが、コネクタが足りなかったのと別にいいやってことで無理して光らせずに殺しました。
仕上げる前の動作確認。
問題なさそう。
誰が貼るねんって言ってたマザーボード付属の謎シール。
貼ってるヤツがいました。
しかもガラスパネルに貼ってやがります。
そしてこれがまた全然剥がれない!!
MSIに乗り換えたことによるASUSの呪いとしか思えません。
ピンセットも駆使ししてなんとか成仏してもらいました。
幸いガラスパネルに傷はなし。
そんな感じでなんとか組みあがり、無事起動。
コントローラー置きもいい感じです。
画像では色が良くないですが落ち着いた感じになってます。
これで十分ですね。大人チック
やっぱりPCケースを光らせるなら組み合わせは黒と青、鉄板です。
初めて組んだPCもこの組み合わせだったので再び原点回帰。
ASUSはAI SUITE、MSIのマザボはDragon Centerで色々いじれます。
ファンなどの色をいじりたいならMystic Light(ASUSはAURA SYNC)を選択すればいいみたい。
CPUの温度に合わせて青→緑→赤に変わるように設定しました。
その他色々触ったけど・・・うーん、こっちの方がUIはシンプルだけどASUSのが好きかな。
簡単ベンチマークでRyzen7 5800Xを体感
ベンチも主要なやつを回しました。
シネベンチR23はマルチスレッド14770、シングルスレッド1581。
比較対象が全然ないですが、シングルスレッドの性能が向上していることは分かりました。
3DMARK(TIME SPY)は11586(グラフィック11716、CPU10905)
FF14は高品質で21517
FF15はフルHD高品質が11288、4K高品質が5100
ベンチマークの結果も良く、動作も安定していました。
すごいです。Ryzen7 5800X。
ほんとに大変だったけど苦労した甲斐があった!
仕上がったので最後にしょぼーんマークを貼ります。
ださいですが私のメインPCはこのマークを付けて完成です。
もうどこで手に入れたかも覚えてません。たぶんこれで4代目。
そんな感じでCPU・マザボなどを換装した結果、すこぶる快適になりました。
PC自作で一番大事なことは支払いのことなど忘れて没頭することだと思っています。
(私のPC構成や環境一覧はコチラ)