
「大阪ほんわかテレビ」という関西のローカル番組で紹介された福井洋傘のヌレンザ。
「なにが3万円の傘やねん!」と思いながら番組を観ていたちゃぼ。
ですが、観終わったらその足は催事会場である『あべのハルカス』に向かっていました。
あべのハルカスで行われている『職人モノ展』は近鉄とmonoマガジンが共同で開催している催事で職人達の手によるこだわりのメイド・イン・ジャパン製品が揃っています。
「大阪ほんわかテレビ」では3月20日~26日にかけて行われるこちらの催事に福井洋傘が出展するということがヌレンザの魅力と併せて伝えられていました。
福井洋傘はその名の通り福井県にある傘の専門店で一つ一つ手作りで仕上げている点やオーダーメイドにも対応しているのが特徴です。
(福井洋傘のトップページはコチラ)
オーダーメイドゆえに豊富な種類から選べるだけでなく細かいカスタム(デザイン、骨数)や修理など、アフターサポートも充実。
このように色々な傘がありますが・・・
私が最初から注文を決めていたのはコチラのヌレンザ。
番組でも紹介された「濡れない傘」です。
はじめはその矛盾した表現に違和感しかありませんでしたが実際に使用しているところを観て本当に驚きました。
公式サイトのページにも記載されている通り、水を付着させないで水滴のまま、はじいてしまうんです。
テレビでは本当に傘の上を水玉がコロコロと転がるように跳ねていて、すごく綺麗でした。
(公式サイトのヌレンザ紹介ページはコチラ)
放送の影響で注文までに時間がかかってしまいましたがなんとか注文することが出来ました。
(「放送を観て来たという人は多かったですか?」と聞くと「ほとんどがそうです」と店員さん)
上の画像はそのときに作成してもらった「カルテ」。
こちらにしたがって製品が作られ、購入後のアフターフォローにも使われます。
「肌が白いのですみれや赤などもいいですよ」といった感じで明るめの色を薦められて最初は戸惑いましたが、合わせるとアラ不思議。結構しっくり来ます。
「でも普段の服装は○○な感じなので、それと合わせるとなると・・・」などと色々、要望や意見を言うとその都度しっかりと聞いてくれて様々な提案をしてくれました。
傘なんてこれまで全然関心がなく、「ただ雨を防ぐモノ」という考えしかなかったのですが、こうして選んでみると、「立派なファッションの一部」なんだということに気付かされた私。
鏡でチェックしながらだと色や骨の数などでガラリと印象が変わるので本当に選んでいて楽しかったです。
また店員さんから傘の歴史などのお話もしてもらい、今では使い捨てて当たり前の傘が昔はいかに高貴な物だったのかということを知りビックリ。
今日だけで私の傘に対するイメージがガラリと変わったことは言うまでもありません。
最終的にベースとなるカラーはききょうにしてもらい、ポイントで一箇所だけすみれ色を入れてもらうという遊び心あるデザインに決定。
注文時には上の画像のように手入れ方法が書かれた冊子をいただけるようです。
ヌレンザは性質上、現在は柄は入れられませんが布の色は好きなように変えれるので、そこらへんで個性を発揮することが出来ます。
(部分的な色の変更を入れても職人さんの手間は変わらないそうなので料金は変更ナシ)
長さは60cmで骨数の方は基本的な12本に。
骨の数を増やすことも可能ですが料金が高くなるだけでなくシルエットや重量的にも重くなってしまうためです。
オーダーメイドなので注文から手元に届くまでにかかる期間はおよそ2ヶ月。
消費税が8%に増税されてからの発送になるので値段は少し上がり31,320円となりましたが今はただ手元に製品が届くのが待ち遠しい。
そして届いたらすぐその後にちょうど梅雨の時期に。
これまでは嫌でしかなかった雨の日のお出かけが、ちょっぴり楽しくなりそうな予感がします。
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