新感覚のラーメン店
みきてぃが口コミで知った奈良にあるラーメン店。
なんでもフランス料理を組み合わせた独自のラーメンを出すお店なのだとか。期待半分、不安半分で入ってみました。
コインパーキングがあります
お店には駐車場がないのですが、付近にコインパーキングがあるので来店の際はそちらを利用してください。
コインパーキングはお店がある通りを右に曲がったらすぐの所に見えてきます。
本当に雰囲気はフレンチ
お店の外観は至ってシンプル。
知らないと普通に見落としてしまいそうです。
店内は2階建てで2階に客席があります。
客席もすごく落ち着いた雰囲気。
こう見るととてもラーメンが出てくるお店だとは思えません。
ちなみに2階に上がるとすぐ右手に厨房があって丸見えなのですが清潔感満載で従業員の振る舞いや対応も良く好印象でした。
皿の上にはメニューが。
フレンチレンジでは4つのメニューがあります。
前菜は共通です。
私はてっきりフランス料理店で昼限定でラーメンを出しているのだと思っていたのですがこれでもラーメン専門店なんですね。
4種類あるラーメンはそれぞれ
- ミネストローネらあめん
- あさりの白ワイン蒸しらあめん
- オニオンスープらあめん
- スープドポワソンらあめん
では1つずつみていきましょう。
ミネストローネらあめん
- スープ:フォン・ド・ヴァイライユ(鶏ガラスープ)に角切りのタマネギ、人参、キャベツの入った具沢山のスープに、ベーコン細切りをプラスして深みとコクを出し、最後にフレッシュトマト、アンチョビ、ニンニクのトマトソースを加えた、ミネストローネスープ
- 麺:平打ち太麺150g/14番/国内産/外国産小麦
- 具:豚ミンチ肉の水餃子、青ネギ
- 仕上げ:焦がしバターソース
- 締めごはん:ライスコロッケ
あさりの白ワイン蒸しらあめん
- スープ:タマネギとキャベツのスライスを、ゆっくり、じっくり弱火でソテーし、十分に甘みが出たところに、フォン・ド・ヴァイライユ(鶏ガラスープ)を加えて煮込んだスープをベースに、さらにあさり、アンチョビとニンニクを白ワイン蒸しにしたソースを加えたスープ。2つのスープがおりなすハーモニー。
- 麺:全粒粉入り細麺130g/22番/国内産小麦
- 具:あさり、青ネギ
- 仕上げ:あさりの白ワイン蒸しソース、ニンニク風味
- 締めごはん:メンチカツののっけごはん
オニオンスープらあめん
- スープ:160度のオーブンで皮ごと2時間30分ローストしたタマネギとフォン・ド・ヴァイライユ(鶏ガラスープ)と一緒にミキサーにかけてつくった、どんぶり1杯のタマネギがまるごと1個分のエキスのつまったオニオンポタージュ。たっぷりパルメザンチーズと黒こしょうをきかせて。
- 麺:平打ち太麺150g/14番/国内産/外国産小麦
- 具:豚バラ肉のコンフィ、温度タマゴ、カリカリベーコン、バゲット
- 仕上げ:シェリー酒ビネガーソース
- 締めごはん:牛ホホ肉のハヤシライス
スープ ド ポワソン らあめん
- スープ:さかなのうらごしスープとジュ・ド・オマール(オマール海老のだし汁)、さらにフレッシュトマト、アンチョビ、ニンニクのトマトソースを加えた3つのスープが重なりあった深みのあるフレンチのエッセンスがいっぱいつまった濃厚スープ。
- 麺:全粒粉入り細麺190g/22番/国内産小麦
- 具:なし(トッピングで水餃子追加可能:3ヶ120円・5ヶ200円)
- 仕上げ:削り冷凍レモン
- 締めごはん:海老のクリームコロッケのっけごはん
価格はすべてのメニュー共通でフルサイズが980円、ハーフが750円となっています。
大盛りはなさそう。小食でない限りはフルサイズでいいと思います。
また全てのメニューには付き出しで『ハムのムースとプチパン』と各種それぞれにあった締めごはんが出てきます。
メニューには地図もあったのでついでに。ちなみに店舗情報としては
- 電話:0742-26-6005
- 営業時間:11:00-14:30 L.o./17:30-20:30L.o.
- 定休日:金曜日
金曜日がお休みなので行かれる際は注意してください。
さて席に着くとまずおしぼりとお茶がやってきました。
頼んだメニューは私が『オニオンスープらあめん』、みきてぃが『スープドポワソンらあめん』です。
そして何気なくお茶を飲んでみるとなにやら爽やかな味が。
聞いたところどうやら『グレープフルーツフレーバーティ』らしいです。
名前とは違って甘ったるくもないし酸味もなくすごく爽やかで飲みやすかったです。
紅茶が駄目なみきてぃも普通に飲んでいたので大体の方は問題ないと思います。
またこのお店でしたら口に合わないときは言えば水を用意してくれるでしょう。
おしぼりも普通の店で出てくるものと違い感触がよかったです。
お茶はこうやって瓶で置いてくれます。
最初にやってきたのは一口サイズのフランスパンとハムのムースの組み合わせ。
ハムの風味がついたクリームチーズみたいな感じでパンとよく合いました。2秒で完食!
『フレンチなのかラーメンなのか、深く考えるべからず。』
ちょっと考えてしまったのですがラーメンって何をもってラーメンと定義しているのでしょうかね?
スープに小麦の麺さえ入っていればなんでもラーメンになるのかな?
これまで考えたこともありませんでしたがこのお店に着てからふとそういう疑問が頭に浮かんできました。
ラーメン屋といえばお箸とレンゲですが、こちらはお箸とスプーンという組み合わせ。
料理が来る前に薬味やテッィシュが運ばれてきました。
事前に置いておかずに注文が入ってから持ってくるというのは初めてですがなんか良いですね。気持ちよく使えます。
ティッシュと爪楊枝をのぞけば薬味は黒こしょうと黒七味でした。
こちらが黒こしょう
そしてこちらが黒七味です。
メニューが運ばれてきました!
こちらは『オニオンスープらあめん』です。締めのビネガーは持ってきてから目の前でかけてくれます。
ビネガーの酸味が食欲をそそりました。
具も卵に豚バラにバケット
そしてベーコンと具沢山。
一方こちらがみきてぃの頼んだスープドポワソンらあめん。
具材はないのでオニオンに比べると少し見劣りしますが濃い赤色が印象的です。
麺や具が運ばれてきました。
みきてぃの方は仕上げは麺のほうに削りレモンをかけてもらっていました。
削りたてのレモンの香りが漂ってきます。
ちなみに麺は全粒粉で歯ごたえがあり、喉越しもよかったです。
私の方の麺は平うちの太麺。
歯ごたえなどは劣るもののスープがよく絡むのが特徴。
まずはスープを飲んでみて驚いたというかなんというか。
本当に新しい味でした。
いや、新しい味というか、味自体はどこかで食べた覚えがあるのですが、ラーメンとしては当然初めてといった不思議な感覚です。
確かに美味い。美味いのですがなんだろう?絶品とまでは行きません。
みきてぃのオマールも一口もらいましたが海老の味がとても濃厚でした。
ともすればパスタが代わりに入れられていてスープスパゲッティだといわれても違和感ないと思う・・・。
ですが具材はよくスープと絡んでいて文句なしでした。特にスープが染みたバケットが美味すぎる。
締めごはんはこちら。
汚いものではなくハヤシライスです。
ちなみに食べ終わってから締めのごはんまでのタイミングが絶妙でした。
私が行ったときの構成はキッチンに3人とフロアに2人。
そのうちキッチンにいる体格のいいおっちゃんがテーブルにメニューを出していく順番からそれらのタイミングまで全て指示しているみたいです。
「よく見てるなぁ」と素直に関心。
これに残ったオニオンスープをかけていただきます。
ちなみにこのスープは、まずはそのまま味わって次に卵を割って、そして最後に黒こしょうをかけて味わうのがオススメです。
ご飯の量はスープン山盛り2杯ほどと結構少なめ。
オマール海老のほうはクリームコロッケがのったご飯になります。
こちらに濃厚なオマール海老のだしが効いたスープを投入。
オマール海老の濃厚な味わいとクリームがよくあいます。
ただし本当に濃厚なので人によっては「くどい」と感じてしまうかもしれません。
ハヤシライスに関しては相手がオニオンスープですからね。
普通に美味くていくらでも食べられそうです。
個人的には濃い味が好きな男性には『オニオンスープらあめん』を食べて欲しいなと感じました。
表現が乱暴ですけどまじでカルボナーラ食ってるみたい。
濃厚なオニオンスープにチーズまで入っていてどんどん麺が進みますよ。
普通の胃袋の人なら十分な量だと思います。
でも無心とかで大やライスをがっつり食う人とかだと少し物足りないかな。
食後のデザートも忘れずに
このお店ではラーメン以外にも飲み物とデザートがあります。
飲み物はコーヒーやワイン、そしてデザートは
- クレームブリュレ
- マスカルポーネのアイスクリーム熱々のエスプレッソをかけて
- チョコレートのムースオリーブオイルを添えて
の3種類があります。
私はマスカルポーネ、みきてぃはチョコムースを注文。
相方のみきてぃはおっさんなので食後は爪楊枝がかかせないのですがこれだけ綺麗に入れられていると使うのをためらうと言っていました。本当にどうでもいいですね。
しばらくしたらまずはムースが到着
もこみち張りに追いオリーブをしてから頂きます。
そういえば『チョコレート+オリーブオイル』ってあまり聞かない組み合わせですよね。
そう思って携帯で少し調べてみたところどうやらフランスのパリなどではお馴染みの組み合わせなのだそうです。
向こうの人たちもチョコレートケーキにオリーブをかけて食べるのだとか。
一口頂きましたが二人して思ったのは味的にオリーブがどう作用しているのだろうかということ。
口当たりがまろやかになった気はした・・・気は・・・ウン
まあ繊細なあなたならきっと違いが分かるはずです
マスカルポーネアイスの方は持ってきてから目の前でエスプレッソをかけてくれます。
苦味のあるエスプレッソがマスカルポーネの風味がよく効いた甘さ控えめのアイスとよく合います。
女性なら頼んで損はなし!
ですがこちらも濃い味同士の組み合わせなので結構くどくて食べきるのに少し苦労しました。
絶品ではないが近くに寄ったらきっとまた行ってしまうだろう
正直食べてみた感想としては一応美味しかったですし、内装や接客も素晴らしかったですが
「すげぇ!これぞラーメンの新境地!!」
という感じは全くしませんでした。
これも1つのラーメンの進化の形なんだなというのが率直な感想。
でも近くにいったらまた行ってしまうだろうなと思ったということは確かのできっとこのラーメンにしかない魅力があるからなのでしょう。
女性といく場合でも結構喜ばれると思いますよ。
それはいつになるのか全く分かりませんがちゃぼのレパートリーにも追加されました。
後はパスタは好き、でもラーメンは苦手って人もいいかもしれません。
(麺に関しては思いっきりラーメンなのでそれがダメって人はどうしようもないですが)
とにかく新感覚であることは間違いないので、近くに行かれる際は一度寄ってみるといい経験になると思います。
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自分は道民なのですが
もし奈良に行く機会がありましたら食べてみたいです。
おしゃれな感じでいいですね♪
コロガリータさんこんちわ!
北海道もグルメはやばいですよね!そっちにも行きたい・・・。
大阪や奈良も美味いものは揃っているので近くにお越しの際はぜひ!
こちらの店は店内もオシャレで清潔ですし言うことなしです!