主人公特有の難聴が演技だと知って全巻買ってもうた【僕は友達が少ない】
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ここのところラノベなんて全然買ってなかったのですが最近アニメで見ていた『僕は友達が少ない』のせいでこれまで4巻までしか買っていなかった原作を買い足してしまいました!

ただのハーレム学園モノかと思ってたのに虚を突かれたというかなんというか・・・

(感想文なので普通にネタバレしてます。読んでない方はご注意を!)


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今回はCDと同じく「楽天ブックス」で注文しました。

楽天アフィリエイトで得られる収入は10万円分を超えない限り全て楽天スーパーポイントと換金可能な楽天キャッシュで払われます。

楽天アフィリは基本的に料率1%(売った代金の1%が報酬。ショップにより異なる)となっていて1ポイント1円で使えます。

そしてそのポイントが3,000ポイント以上貯まるとそれ以降は楽天キャッシュで払われ、10万円分のポイント獲得、つまり単純計算で1000万円分の商品を売ったら銀行口座に直接振り込んでくれるというシステムです。

楽天のポイントに関しては一応使用するクレカ等は指定するんですがそれでも全額ポイントで払うことが可能。

(たしか1回で3万円分までだっけ?)

ですので支払いが0円なのでなんか得した気持ちになるんですよね。

 

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 梱包はアマゾンチックで特に問題はありませんでした。

通販はアマゾンはもちろん、楽天市場においても

  • 楽天ブックス
  • エディオン楽天市場店(家電)
  • HMVオンラインエルパカブックス
  • Joshin WEB(ジョーシンは関西のローカル電気店)

これらは私がよく利用するショップで梱包に問題がないだけでなく、価格が最安値・送料無料ということが多いです。

 

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ご覧の通り、「はがない」に関しては4巻以降購入していませんでした。

というのも「どうせ主人公がハーレムみたいに女の子に囲まれながら無難にダラダラと続いていくんだろう」という考えがあったため。

私がラノベやアニメにはまり出したのは大学に入学した2007年ごろの『涼宮ハルヒの憂鬱』がすべての原点なのですがそこから時が経ち、それからはただのハーレムもののアニメやラノベとかには難色を示すようになりました。

最近の深夜アニメもラノベ原作のそういった作品で溢れかえっていて正直辟易してる感じです。

 

Xbox360のフレンドにはアニメやアニソンが好きな人がいるのですがその人とも最近スカイプでだべる時は「最近のアニメって趣向が強くなったのばっかりですよねー」といった感じでなんだか若者批判の爺さんのような小言ばかり言ってしまいます。

私の場合はそうやってブツブツ言いながらもその期の深夜アニメには大体目を通すのですが彼が今期で欠かさず観ているのは『PSYCO-PASS サイコパス』のみ。

こういったアニメがもっと増えてったらいいのになあってのいうのには同意見。

私も今期で一番楽しみなのといえば「ちはやふる2」ぐらいだからなぁ(´・ω・`)

 

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なんていいつつ、『僕は友達が少ない』も基本的にそういった流れな上にアニメでほとんどの話は観たのですが結構楽しく読んじゃいました。

 

アニメに詳しい小鳩に絡まれる舞台の怪獣役のお兄さんのくだり等、やっぱりアニメだと微妙にカットされている箇所が多々あるので原作読んどくのも大切だなとウン

そしてアニメの10話で体育祭の日、主人公の難聴(自分に好意を向けられたセリフは全部「え?なんだって?」と返す)が演技だってことを学校の屋上で天才発明家の理科に指摘されたところは原作では7巻でした。

 

アニメを観ている時は「どうせ今期もこのままダラダラと続いてくんやろうなってかおまえらもう友達やん」って思いながら観ていたので突然の理科の指摘にはこれまでのラノベお決まりのハーレム路線じゃなかったので驚きました。

そしてそれから作品のことが気になってしまい購入に至ったわけです。

 

これって実はビジネスでもかなり有効な事で消費者にとって想定していなかったような行動を取ったり見せたりすると一瞬「え?」っていう空白が出来ます。

そしてのその空白時の一瞬に言葉を落としこむことであっさりと製品やサービスを買ってもらうことが出来ちゃったり。

仮にその時点では買わなかったとしてもそうやって作られた空白というのは後々ジワジワと効いてきてその製品のことが気になってしょうがない状態になっちゃうんですよね。

自分にとって今回の「はがない」のそうした一連のくだりはまさに今、私が勉強しているマーケティング技術そのものでした。

その気持ちというかそのプロセスに自分がはまってるって気づいた時は「わーすげー」って感じですよ。

そうして今回は「気になる!原作読みたい!」っていう自分自身からとめどなく溢れる好奇心を満たすために素直にそれに従ってみました。

 

まさかあの小鷹がモテアニメでよくあるただの難聴バカ主人公じゃなくて「自分が好意を向けられている」ということをはっきりと理解していたこと、そしていつもダラダラその展開が続いていくラノベお決まりの路線ではなく「ちゃんとその事実と向き合う展開」になるとは思ってもいませんでした。

 

いつもダラダラ見てたのに久々に「あれ?ちょっとおもろくない」って思っちゃいました。

評価に関してはもう2階級特進どころじゃないですよ!

実際これまで全然ラノベとか買ってなかったのに久々に注文しちまったし・・・。

 

そして最新刊の8巻ではヘタレ小鷹が部員の突然の告白から逃げて、その後理科との呼び出しと決着、そしてお互いにはじめての友達が出来ました。

途中出てきた生徒会のキャラもアニメでは「こんな新キャラ今更出してどうすんねん状態」でしたが原作ではちゃんと絡みが出てきてなんか安心。

理科との対決ではファンネルめいた浮遊兵器(?)が出てきて少しリアリティーがありませんでしたがそれでもその後の展開、セリフまわしには予想できていながらも結構感動しちゃいました。

 

原作はこのあと4月に発売される9巻に続きます。

もうここまで読んだら「はがない」原作には最後まで付き合いますよハイ

 

でもこうして原作を読んだ分、アニメではどうなるのかちょっと心配だったり。

10話で小鷹の難聴が発覚するシーンは文句なしでしたが11話で過労で倒れた理科を気遣って上映を中止にするところ尺の関係があったとしてもBGMなど含めちょっとあっさりというか(´・ω・`)

最終12話では原作の雰囲気が出ることを祈ってます。

 

そういえば作品変わりますが、「新世界より」の最終話もすばらしかったですよね。

これまで私でも気になってしまう作画のヒドサや独特なSFの世界でついて行くのが大変なストーリーと序盤は正直惰性で観てたといっても過言ではなかった今作。

でも後半からはテンポよく見れるようになって最終話はそれまでの不満を全て吹き飛ばすほどの出来だったと感じました。

今度はこちらの原作(上、中、下)を買って一気読みしようかなーなんて思ってます。



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